骨粗鬆症について 〜女性の腰痛について

女性の腰痛は、快適に生活する上で大変悩ましいことです。その原因には、下記の要因が考えられます。

なかでも一番多いのは、椎間板症や腰椎骨粗鬆症などの整形外科的疾患、子宮筋腫、卵巣腫瘍(または卵巣のう腫)などの婦人科的疾患です。当院では、これらの診断に役立つ骨塩量測定や、MRI 検査を行っておりますのでぜひご利用ください。

骨塩量測定について

当院では、骨の超音波学的性質を確認し、骨塩量を予想するエコー法を行っています。日本で開発された方法で、場所をとらず、短時間で測定できます。解析結果もその場ででます。
また、骨密度測定装置(DXA)PRODIGY-Primoによる測定も行っております。

詳しくはこちら → 放射線室のご紹介

骨粗鬆症からの腰椎椎体骨折のMRI画像

このMRI画像(当院は日立製)は、背骨を横から見たものです。
上から6番目の骨が、特に変形している様子がわかりますでしようか。
脊椎が押しつぶされて、骨折してしまいました。

腰痛の原因となる筋腫のMRI画像

この画像は、腰を横から見たものです。
骨盤を占めている握りこぶしのような 腫瘤が 子宮筋腫で、腰痛の原因です。

骨粗鬆症の薬

現在では、いろいろな薬剤が骨粗鬆症に用いられています。
骨粗鬆症の治療薬を大きく分けると、骨量の減少を抑える(骨吸収抑制薬)、骨をつくるのを促進する、または調節する(骨形成促進薬、骨代謝調節薬)などがあります。
それぞれ働きに特徴があるので、医師の指示にしたがって服用してください。

カルシウム剤 食事から十分なカルシウムがとりにくい時に服用します。長期間服用すると骨量の減少を防ぐことができます。 アスパラ CA錠・乳酸カルシウム
活性型ビタミンD
(骨代謝調節薬)
カルシウムの腸からの吸収を助け、骨を強くするビタミン剤です。カルシウム摂取量が少ない日本人でとくに有効と言われています。 ワンアルファ錠・アルファロール錠・ロカルトロールカプセル
エストロゲン
(骨吸収抑制薬)
女性では卵巣の働きが衰え、エストロゲンという女性ホルモンが不足すると骨量が減少します。それを補うことは閉経後の女性では骨治療の選択の一つと言えます。定期的な子宮と乳腺の検査が必要となります。プレマリン錠・エストリール錠
飲み薬以外に貼って治療する貼付剤もあります。エストラーナテープ0.72mg
ビスホスホネート
(骨吸収抑制薬)
骨量の減少を防ぐ作用のある薬剤です。骨量の増加や骨折を予防する作用があります。起床時に服用し骨以外への作用が少なく比較的安全な薬剤ですが、胃腸の弱い方は胃腸症状が悪くなることがあります。ベネット錠
ビタミン K2
(骨形成促進薬)
骨量の減少を抑え、骨の形成を助け、骨を強くする働きがあります。グラケーカプセル
SERM(サーム)
(骨吸収抑制薬)
閉経後に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下したことでバランスを崩した骨の代謝を正常に近づけ、骨量の減少を防ぎます。
1日1回1錠服用します。食事や時間を気にする必要はありません。
エビスタ錠
カルシトニン
(骨吸収抑制薬)
骨量の減少を防ぐ働きのあるホルモン剤です。痛みを和らげる効果もあります。週2回程度の筋肉注射です。エルシトニン注
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